日韓文化交流総合紹介交流イベントin釜山

このたび、慶星大学校の絶大なるご支援、ご協力によりまた、公益財団日韓文化交流基金の助成、釜山日本國総領事館の後援により「日韓文化交流総合紹介交流イベントin釜山」を開催することができ大変嬉しく思います。 2010年日本では奈良において平城遷都1300年祭を行いました。 いまから1300年以上前より大陸から様々な文化が日本に伝わりましたが特に朝鮮半島からは多くの藝術や音楽、舞踊や高度な建築技術などが伝わり文化交流が盛んであったと思われます。 日本は、まわりを海に閉ざされた島国でありながら、古来さまざまな文化を受け入れた、開かれた国でもあります。シルクロードの東の終着点である位置的特徴からか、あるいは伝えられた物を変えずにこちらから工夫して合わせ、受け入れる国民性からか、不思議で面白い文化の残り方をしていると思われます。 いかなる分野でも独力で偉大な芸術は生み出すことはできません。私の専門分野の舞台芸術でも、舞踊家や音楽家だけで生み出すのではなく、舞台美術・照明・音響・衣装・鬘・小道具や更にご覧になる観客の皆様のご協力で成り立つものです。 展示、ワークショップ、公演、いずれも体験された皆様の心の中で芸術は完成して行きます。 シルクロードの東の終着点を再出発し、韓国釜山を皮切りに日韓が協力してアジア文化を世界へと夢は遥か彼方に広がります。

一般社団法人文化遺産調査研究継承機構 ゆらび
代表理事　音羽菊公

（パンフレットより抜粋）